今日いきなり発表され、公開されたGoogle IME。今のところMac版とWindows版(32bitのみ)がお試しできるみたい。例の20%ルールから生まれたらしいですけど、この手の趣味的領域とでも言うのか、営業に影響を受けないところから生まれてくる技術というのは何時も驚かされます。これはGTR2のmodでも同じ様で、好きこそから生まれてくるものってのはやはり素晴らしいですよね。
さてさて、このGoogle IMEが凄いな、と思えるのは「もしかして」で強烈なインパクトを残したあのGoogle Suggestのローカル版とも言える辞書。Webから集めまくった語彙を関連づけていくというその手法は恐ろしいまでに変換候補を表示してくれます。ただ、このWebから集めている語彙というものが曲者で、ごく普通に使われている言葉というものが容易に変換できるものの、間違った使い方や「正しくない」ものまでごく当たり前の様に出てきてしまうこと。そしてもう一つ、先日Google Suggestが醸し出した「社会的にはあまり好ましくない」連想語彙というものもまだまだ多く出てきてしまうこと。
そういった意味では日常のプライベートユーズには向いてるのかもしれませんけど、仕事で使うには少しリスクになってしまうのかもしれませんね。おそらくは先日公開されたChromeOSにもこのIMEが載ってくるんでしょうけど、ちょっと使ってみた感じだと某M$社の中国製IMEよりはよっぽど賢いというか、使いやすいものになるのではないかと期待できます。で、早速乗り換えたかというと多分、自分はこのままATOKです。いや、かれこれ10年以上ATOKで来てますし、その間に鍛えられた辞書も引き継いでるので…。
某所にあったFAQ:
* Googleに個人情報抜かれるんじゃないの?
> 入力した文字や文章がGoogle に送信されることはありません。
> インストール時、またはプロパティ画面の[その他]タブにある[使用統計情報と障害レポート]のチェックボックスをオンにした場合には、
> お客さまがご利用のOS情報、カスタマイズ情報、打鍵数などの統計情報、クラッシュレポートがGoogleに送信されますが、ここでも、
> Google日本語入力を通じて入力された単語や文章が送信されることはありませんのでご安心ください。
> Google が収集する情報の詳細につきましては、プライバシーポリシーもあわせてご覧下さい。
http://www.google.com/support/ime/japanese/bin/answer.py?hl=jp&answer=166771
* シークレットモードって何?
> プロパティにある「シークレットモード」は、学習機能と入力履歴からのサジェストおよびユーザー辞書を一時的に無効にする機能です。
http://googlejapan.blogspot.com/2009/12/google_03.html
* 64bit版ないの?
> Windows の 64 ビット版は鋭意開発中です。
http://googlejapan.blogspot.com/2009/12/google_03.html
* インストールしたあと、切り替わらない、IMEが出なくなって日本語が打てなくなった
> Windows版: インストール時に[Google 日本語入力を使用する前にお使いのコンピューターの設定が必要となります。
> ヘルプページの指示に従って設定してください]というメッセージが表示されました。
http://www.google.com/support/ime/japanese/bin/answer.py?hl=jp&answer=166771
の説明の一番下「詳細なテキストサービスをオフにする」のチェックボックス。
* テンキー入力の数字を半角にするには
ツール→プロパティ→入力補助→数字→半角(※テンキー以外も半角になる)
* レスアンカーを半角にするには
ツール→プロパティ→入力補助→<>=+-/*→半角
* きのう→2009/12/02 きょう→2009/12/03
おととい→2009/12/01 さきおととい→2009/11/30
あした→2009/12/04 あさって→2009/12/05
しあさって→2009/12/06 にちよう→平成21年12月6日 2009/12/06
ことし→平成21年 2009年 きょねん→平成20年 2008年
おととし→平成19年 2007年 794ねん→延暦13年
ばーじょん→バージョン情報 GoogleJapaneseInput-0.8.186.0
* 数字入力で2進数、8進数、16進数
* zh ← zj ↓ zk ↑ zl →
* 予測変換が邪魔な人
ツール→プロパティ→サジェスト→チェック外す
* MicrosoftIMEの辞書登録をGoogle日本語入力にインポートする方法
MSIMEの辞書ツール→ツール→一覧の出力→テキストファイルを抽出→
言語バーを右クリ→設定→Google日本語入力へ変更
Google日本語入力の辞書ツールを開く→管理→選択した辞書にインポート を押す
MSIMEから出力したテキストファイルを選択→フォーマットはGoogle、エンコードはShift JISでインポート→完成
* ことえりの辞書をGoogle日本語入力に入れる方法
ことえり辞書をテキスト化→「","」をエディターでタブに変換→のこった「"」は削除、
あとは品詞をMS-IMEのものに変換すればMS-IME辞書テキストとして読み込ませられるよ!
* 顔文字がインポートできない
テキスト一覧で出力、顔文字を適当な品詞に置換してからインポート
* 今のところ再変換はできない
↓
* ctrl+shiftでIMEに切り替え
※ ホットキーは共通じゃないので、キー設定は確認要
言語バーを右クリ→設定→キーの設定
* 誤変換報告フォーム
http://www.google.com/support/ime/japanese/bin/request.py?contact_type=conversionissue&hl=jp
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