2009年5月4日月曜日 //////////////////////////

JODS presents RACE OF CHAMPIONS Rd1 Okayama 【GTR2】

みなさんがよくご存じのSGT500 modを使用したRACE OF CHAMPIONSというイベントが岡山国際サーキットを舞台に開幕しました。運営されているのはSGT500 modの開発者の一人であるasron hamaさんで、進行にmavoさんが参加されています。またこのイベントは新しい試みとして、リアルタイムでの動画配信により実況、解説があるのが特徴。これまでプレイするだけの世界だったところに、見る楽しみを作り出してくださったことは非常に大きな意義があるのではないかと思います。

話は遡ること約1ヶ月ほど前、某所にてhamaさんより新イベントの参加オファーを頂きました。まだその時点では他の参加者も含め、子細はまだよく分かりませんでしたがhamaさんの「R2の楽しさをもっと多くの人に知って貰いたい、いろんな楽しみ方があることを広めたい、リアリティのあるレースを実現したい…」といったお話を伺うに、協力出来ることなら、ということで即答で参加意思をお答えしたのが始まり。時間が経つにつれ、他の参加者さんの名前を伝え聞くに、「果たして自分みたいな速くもないのが混じって良いのだろうか?」という不安に駆られたのも事実だったりします。しかし、RACE OF CHAMPIONSの方向性や実現したいことを知るにつれ、どこまで出来るかは分からないが出来る限りの努力はしてみようという考えに至っています。R2をプレイしている方はそれなりに多くの方がいらっしゃいますが、シーズンを通してほぼ全戦参加できそうなこと、(hamaさんから見て)レベルが一定以上、フェアなレースができること(ガチガチ当たるのはダメらしい)、といった様な条件の中で声を掛けられた様です。まぁ自分は前述の真ん中あたりにかなり無理がありそうな感じはしないでもないですね。

前置きが長くなってしまいました。1週間ほど前に公式テストとして岡山で走る機会を頂いてまして、使用するmod(hamaさん改変modとしてSGTとは別のmodになってます)にこの時初めて乗った訳です。感想として、現行で公開されているSGT500 Ver.1.0のものより若干パワーが落ち、下のトルクが薄くなった感じを受けました。パワーが落ちている分、挙動はマイルドになっているのですが…自分が乗ることになっているNSXに関してはとにかくリヤが落ち着かない、コーナー立ち上がりでアクセルを踏めない(簡単にブレイクしてしまう)という苦しいスタートでした。トラックも手が入れられており、約4%ほどグリップレベルが落とされています。タイムは当然、どうしようもないほど遅くてこれはかなり不味い、という状況で…。

そして迎えたイベント当日、5月2日の朝からローカルで何とかセッティング出しを試みます。この半年、ローカルで練習なぞほとんど走ったことが無いだけにかなり気合いを入れて取り組んでみました。その甲斐あってか、立ち上がりでガッツリ踏めるセッティングを発見。努力はしてみるものですね。このセッティングだとあっさり22秒フラットがでました。ミディアムタイヤを履いても22秒台真ん中でラップも出来ることを確認。恐らくトップは20秒台、中団はほとんど21秒台でしょうからレースになれば中程を狙うことも出来そうです。という甘い夢を見ながら昼寝するのでした。

して本番。どうも朝出したセッティングで思ったほどトラクションがかかりません。後で気付いたことですが、気温、路面温度ともに若干低めだったことが原因の様な気がします。あとリプレイをみて他のNSXの走り(ギヤ)に影響を受け、朝とは違った走りをしてしまっていたことも原因(翌日ローカルで検証)だったみたいです。そんなこともあり、予選結果は知り合いに公言していた通りのブービー。この辺は実力通りですから致し方ありませんね。そして迎えた決勝。mavoさん駆るSCでローリング開始、一番後から前のクルマにぶつけない様にスタートします。実質16周というディスタンスを考え、ミディアムタイヤを履いているのでとにかく慎重に走らせます。そして2周目、運命のその時がやってきます。



ATTWOOD CURVEを立ち上がるところで前方でSYORIさんが踊っているのが目に入ります。通常なら外側、最悪でも芝の上に逃げれば良いのですが、イン側にはZを駆るgole7412さんがいます。恐らく当たることは必至、恐らく両車は弾かれるように左右へブレイクするとフンで自分の向かうところが決まりました。そうです、画像のgole7412さんの位置が抜けられると読んだんですね。結果は多重事故になったことからも大ハズレでございました。gole7412さんは予想通り右側へ大きく弾けたものの、SYORIさんはほとんどその場所に残ってしまって左に弾けなかった訳です。当然、そこへ向かってしまった自車はまともに突っ込む形となり、SYORIさんのリヤウィングを飛ばし、右後方に付けていらしたYakkunさんをも塞ぐ形で大混乱を引き起こしてしまうことに。ほんの一瞬の判断ミスが大きな事故になってしまうということを改めて思い知らされた結果でした。結果としてSCが入ることになり、他のクルマにも多少なり影響はあったかと思います。ほんとにみなさんすみませんでした。

最後にリプレイを観ていて他のクルマのレースの所感を少しばかり。実はあるクルマがかなりの頻度でラグ(地雷の置きみやげよろしくいきなりその場に止まって現れる)が発生しており、この壁にぶつかるクルマが絶えなかったこと。SCが入ったあとの再スタート時の加速の際に2台がジャックナイフしているのや、ホームストレート、Revolverの立ち上がりなど、いきなり目の前をふさがれるのですから対処のしようがない状態が発生しています。特に、前方でのレースで不可解な車間の発生はほとんどがこの置きみやげラグが原因。次戦ではこの辺を何とか解決していきたいものです。折角のイベントですからこういった細かいところも大勢の目に入ってしまうのですし、参加するほうとしても等しく最大限の走りをできる環境を揃えたいと思うのでありました。
 
 
 

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