
待ちに待った今年最初の大型イベント、
もやし鯖ニュルブルクリンク24時間耐久レースがついに開催されました。当初は自身の目の状態からなかなか参加したいとは言い出せず、ゴニョゴニョと歯切れの悪い姿勢をとっていたものの、やはりこのようなビッグイベントは気になって仕方が無かったわけでして。そこで最初はお一人で参加を表明されていた
まつおさんがBorDさんに声を掛け、すんなり参加を表明されたのを良い切っ掛け(言い訳全開です)として、自分も混ぜて頂けるか小声でボソボソとお聞きしてみたところメンバーの一端に加えて頂けそうとのお返事、何とか参加出来そうな流れになったのでありました。
同時に
72percentさんが参加出来そうなお話でしたが、都合がつかなくなりそうとのことでShin-1972さんが参加を表明。これでトントンと進んだチーム体制の基礎ができあがりました。「お京阪はんなり Virtual Raching」もとい、「有限会社ツヨシ工業 Virtual Racing」チームの発足です。あとは
ツヨシ工業社長の号令により、馬車馬の如くニュルをグルグル回る作業が始まります。開催の数日前には4人がSkypeで集まり、ローテーションを検討しますが流石は兵どもの集まり、あっさりとベースとなるタイムテーブルが出来上がります。
社長をメインとして残りの3名が大まかに均等割というオーソドックスなスタイル。あとは流れを見て適当に回しちゃいましょうという
何ともアバウトフレキシブルな体制です。チーム方針は「とにかく楽しむ」ということで、クルマはSGT500クラスのホンダNSX。
社長の「あのカッコイイNSXをニュルで走らせて見せつけなきゃいかーん!」という社則により決定。カラーは09 KEIHIN REAL NSXとなりました。
9日(土)の20時半、ついにサーバーがオープンします。予選は各チームとも2名までが走行可能、速い方のタイムを使用とのことで
社長のみが走行(誰か走ったのだろうか…)となる模様。えぇ、模様と書いたのは、何故かこの予選開始頃から決勝スタート後30分ぐらいまでの2時間弱、寝てた馬鹿者がおりまして…。チームの皆様すみません。そんなこんなでレースは無事に?始まっていて、慌てて
社長のピアキャス配信(他にも
お奉行様の配信もありました)に繋ぎ状況を確認。とまぁ画面の中は見事なまでの大雨ではないですか。本番に来ていきなりこれですから侮れません。恐るべし、天候ジェネが雨ばかり降らせる
もやし鯖。それにしても、このニュル北での雨は実はもの凄く厄介なんですね。事前の練習鯖で一度雨を体験していた時の感じだと、SGTクラスではまともな走りは先ず不可能。とにかく滑る滑る滑る。案の定、配信の画面の中の
社長は真っ直ぐ走らないNSXと格闘すること全て、かなり辛そうです。スタートから約1時間、ついに
社長が音を上げ、急遽予定を変更してBorDさんが救援ドライブ。土砂降りの中安定してラップを重ねます。
23時20分ごろ、どうやら多くの参加者からDryでの鯖立て直しの要望が出ているという情報が。全参加チームの半数近くを占めるSGT500クラス組としては全くレースにならない状況の改善は必至だったのかもしれません。そんなこんなで0時を境に一時赤旗中段、サーバ立て直しということに。そして再スタートはレース最初と同じくセルフローリングスタート。ここでわたしの出番が回ってきます。メンバーの、「ここでジャンプアップのチャンスだ」「スタート決まればウヒヒヒヒ」という意味の分らない圧力を受け車列を作ります。自身最初のスティントということもあり、とにかく安全第一、手探りで行くことになります。ポジションはBorDさんの稼いだ安定したラップのお陰で中段より少し前のあたり8番手から。確かに上手く決まればジャンプアップも出来そうな感じです。
そしていざスタート…決まりました。1コーナーに流れ込む集団、その大外からグルッと回り込み何台かパス、北コースに入ったところでは前から2、3番手にまで上がっていました。それにしても想定より遙かに出来すぎです。困りました。自分より速いドライバーが後ろに渋滞を作るわけですから、この長いコースでは相当のプレッシャーです。しかしそんな杞憂もあっという間に開放されます。何時の間にか後ろに忍び寄っていた
ゴキブリ黒いクルマがチキンブレーキのわたしを目がけて渾身の頭突き…あっという間にコントロール不能になり、グルグル回り転がって更に後続に蹴飛ばされてほとんどビリ状態。厳しいニュルの洗礼を受けることになりました。復帰の際に巻き添えを作ってしまって申し訳ないです。ほんとごめんなさい。そのまま何とか満身創痍のクルマを引きずる様にピットへ戻り復帰、何とかスプリッターを壊しながらも1スティントを消化。バトンタッチします。
社長が休んでいる間、朝のスティントでついにやってしまいます。ゲーム内時間では既に時間は夜、視界は真っ暗、ヘッドライトの明かりと覚えているレイアウトを頼りにラップを積もうとしたその瞬間、高速の右コーナーに飛び込んだつもりが中速コーナーだったというありがちな展開に。見事に宙を飛び、そのままコース外を永遠の自由落下となりescとなりました。しかし、やらかしてしまったのはこれだけではなかったんですね。慌ててパニクり、escで果たされる15分待機をすっ飛ばして1コーナーまで出てしまい、ここで直ぐに気付いて再度esc処置。
鯖管さんに確認を取って30分待機となりました。チームを始め、他の参加者の方にご迷惑をおかけしてスミマセンでした。とにかく反省することしか無いスティントでした。
そんなこんなでチームは順調に周回を重ね、18時40分ころからわたしの最後のスティントに出ます。とにかくそれまで直ぐにスプリッターを壊し、フロントのダウンフォースを失い続けてきたレースでした。もうこれ以上壊す訳にはいきません。ゲーム内時刻ではほぼ日の出です。コース全体はまだ暗いものの、ある程度遠方まで視界が利きコントラストの低い目に優しいコンディション。何とかリズムを掴んでラップを重ねたいところです。ということでこの終盤に来てやっとクルマを壊さない走りが出来た様な感じです。タイムも目標としていた20秒台の前半で回ることが出来、予定の周回をクリアして次のShin-1972さんにバトンタッチです。そして残すは
社長のラストラン、チェッカーを待つのみとなりました。22時にフィニッシュラインを通過したクルマを皮切りに、次々とチェッカーを受けるクルマ達。有限会社ツヨシ工業 Virtual Racingも無事にチェッカーを受け、長くて短い24時間の戦いが終了しました。この後はサーバ内のクルマが1コーナーに集まり記念撮影。配布くださった
Shimさん、
Akimさん感謝です。

そして開催に向けて
鯖管さんをはじめ、運営に協力された方、参加された多くの方、そして一緒に走ってくださったチームの皆様に感謝します。楽しくも辛い、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
▼結果は
この辺